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セキュリティホールが発見されるケースは?

セキュリティホールが見つかるケースには主に3つあります。

 

1つ目は、ソフトウェアの開発元が発見する場合です。Windows関連ならマイクロソフト社が発見することになります。

 

2つ目が、セキュリティ会社が発見するケースです。日本の企業にも多くのIT・セキュリティ関係の会社がありますが、調査によってセキュリティホールが見つかることもあります。

 

そして3つ目が、上に挙げた以外の第三者が発見するケースです。この方たちは、自分のコンピュータ技術を試す目的や好奇心でセキュリティホールを探しています。セキュリティホールが運悪く発見されたときは、その解説をネットに公開したり、バグを突いたウイルスを作成することもあります。

セキュリティホール対策とセキュリティパッチ

セキュリティホールが発見されたときは、ソフトウェアのメーカーはセキュリティパッチをすぐに作成・公開して対策をはかる必要があります。セキュリティパッチとは修正用の差分プログラムのことで、セキュリティホールを塞ぐためのプログラムです。

 

しかし、セキュリティパッチが公開されても、すぐに全員が適用するとは限りません。パッチの情報が届いていなかったり、インストールしたままですでに使っていないプログラムである場合もあります。これにより、パッチを適用していないパソコンには、ウイルスが感染する危険性が高いといえます。感染拡大を防止するためには、ユーザー1人1人がセキュリティホール対策をすることが大切です。

 

なお、セキュリティパッチをあててセキュリティホール対策を終えたとしても完全には安心できません。技術者の中には、セキュリティパッチを解析してプログラムのバグを見つけようとする人もいます。

 

パッチが公開されたということは、セキュリティホールである穴があるためなので、セキュリティホールの詳細が分からなくてもパッチの解析で情報を得ることができてしまいます。ただ、このケースは稀なので、基本的にはセキュリティパッチをあてていれば十分です。

 

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