コンピュータウイルスとは何なのか

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コンピュータウイルスは一言で表現すると、「悪意をもった人間によって作られたプログラム」になります。プログラムとはコンピュータ上で行う動作の手順が書かれたものと理解するといいでしょう。

OS自体もプログラムによって作られています。ワードなどの「ワープロソフト」やホームページを閲覧するための「ブラウザソフト」、メールを送受信する「メールソフト」などもすべてプログラムで書かれています。

コンピュータウイルスも単なるプログラムの１つですが、その内容が異なります。ウイルスが行う動作は、「勝手に他人のファイルを削除する」、「ウイルスが混入したメールを大量送信する」、「パソコンの起動ができなくなる」といったように、ユーザーにとって好ましくないものばかりです。

ウイルスは実行されてはじめて害が出る

ウイルスは脅威ですが、自分のパソコン上にコピー（侵入）させなければ大丈夫です。そしてウイルスの入ったプログラムを実行させなければ被害を受けることはありません。これは重要なことなので覚えておきましょう。

ウイルスがどのようなものなのかを理解すれば、必要以上に怖がる心配はありません。ウイルスが感染してしまう原因は、油断や個人の間違った知識などが主です。従って、ウイルスをもっと知ることがそのままウイルス対策につながっていくのです。

パソコン用のアプリケーションソフト（ソフトウェア）は様々なものがあります。仕事で使うワープロソフトや、表計算ソフト、ゲームを楽しむためのソフトなどいろいろあります。これらをパソコンで利用可能にするには、自分で「インストール」して組み込まなければなりません。

しかし、ウイルスをわざわざ自分からインストールする人はいないでしょう。そこで、ウイルスはパソコンにインストールしてもらうために実にさまざまな方法を使ってきます。

興味をそそられるような件名をつけたメールを送信したり、添付ファイルを送ってきます。また、見かけは便利なソフトだと思わせて、インストールをしてもらおうとします。

もっとも悪質な場合は、それ自体が「ウイルス対策ソフト」だと思わせておいて、実はそのものがウイルスだったということもあるほどです。市販されているウイルス対策ソフトは安全ですが、ネット上でダウンロードできるフリーソフトなどは安易にインストールしないほうが賢明です。信頼できる配布元からダウンロードするか、スキャンしてから使うようにしましょう。

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コンピュータウイルスの定義について紹介しています。

国が定めたウイルスの定義

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コンピュータウイルスの種類はたくさんありますが、「ワーム」、「トロイの木馬」、「スパイウェア」などのパソコンのウイルスを解説していきます。

ウイルスの正式名称

ウイルスの正式名称は、命名規則に基づいて付けられています。ウイルス対策ソフトベンダーごとにも異なっています。

CAROでのウイルスの命名規則

ウイルス名の付け方には基準となるものが存在します。世界的なウイルス研究者組織「CARO」が１９９１年に定めています。

ウイルスを作成する動機（理由）は？

ウイルス作者はなぜウイルスを作るのでしょうか？さまざまな理由を取り上げてみました。

ウイルス作者と技術レベル

一般的に「コンピュータウイルスを作成する人たちは高度な技術をもっている」と思われていることが多いですが、実はそれほど高い技術を必要としない場合が多くあります。

ウイルス作成ツールの存在

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