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パーソナルファイアウォールの役割
ウイルス対策ソフトのパーソナルファイアウォール
現在販売されているほとんどのウイルス対策ソフトには、ファイアウォール機能もいっしょについています。ウイルスが見つかった場合に対処をするだけというのではなく、インターネットを通じてやり取りされるデータをチェックして、ウイルスが混入するのをブロックすることも効果的です。
ウイルス対策のためには、パターンファイルを更新していないときちんと検出ができないこともあります。感染スピードが速いと、パターンファイルの更新前にウイルスに感染してしまうおそれがあります。ファイアウォールでは、ウイルスがPCに侵入してくる前に、水際で食い止めることができます。
感染した後の被害拡大を防ぐ
ファイアウォールを導入しておくと、万が一ウイルスに感染してしまったときにも、それ以上の被害が広がるのを防ぐことができます。
感染パソコンから他のパソコンへのネットワークを通じての2次被害を防ぎ、ウイルスによって作られたバックドアからの不正侵入も予防することができます。
Windowsファイアウォールとウイルス対策ソフトのファイアウォール
Windows XPのService Pack2以降のOSには、独自のファイアウォールが用意されており、セキュリティセンターの機能として動作するようになっています。ただし、ウイルス対策ソフトのファイアウォールも、パソコンに侵入してくるデータを監視するという点で目的は同じです。
このようにファイアウォールが重複している場合には、Windowsファイアウォールのほうは停止しておくとよいでしょう。両方を同時に起動させていると、2つの機能が競合してしまい、正しく動作しなくなるという心配が出てくるためです。また、ウイルス対策ソフトのファイアウォールの方がいくつかの点で優れているためです。
なお、ウイルス対策ソフトのファイアウォールが実行されている状態で、Windowsのファイアウォールを無理に起動させていた場合、セキュリティセンターから警告メッセージが表示されるようになっています。
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