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ファイルをばら撒くウイルス

パソコンのハードディスク(HDD)の中にはさまざまなファイルが保存されています。それは個人的なメールのやり取りであったり、大切なデジカメの写真、日々の家計簿、会社の企画書などといった具合です。ウイルスの中には、これらの私的なファイルを勝手に他のパソコンに送信したり、ファイル共有ソフトによって誰でもダウンロードができる状態にしてしまうものがあります。自分が知らない間に、ファイルがばら撒かれるのは腹立たしいものです。

 

2001年には「Sircam」というウイルスが話題になりました。このウイルスは、感染しているパソコンの「マイドキュメント」に保存されているMicrosoft Word、Microsoft Excel形式のファイルをばら撒くというものです。

 

Sircamによって送られたメールは、添付ファイルを開いた時点でウイルスに感染してしまいます。本来ならウイルスに感染したことに気づくはずですが、このウイルスの送信元に保存されていた文書を読むことができるので、そちらに気を取られて感染していることを知らないユーザーが多いということです。

 

また、ファイル共有ソフトで有名な「Winny」にも、このソフトを利用して感染拡大してしまうウイルスが存在します。Winnyの開発者が逮捕されたことで有名になりましたが、警察内部の極秘文書などが外部に流出してしまったことで社会問題となっています。

 

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ウイルスの被害でもっとも分かりやすいのが、大切なファイルやデータを勝手に削除されてしまうものです。
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コンピュータウイルスに感染するとパソコンの動作が不安定になることがあります。
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ウイルスの挙動として、個人情報を盗み出そうとするものがあります。キーロガーなどが有名です。
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ウイルスの挙動として、パソコンのバックドアを開けてしまうものがあります。
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ウイルスの中には、ある特定のホームページを攻撃する目的で作られたものがあります。
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ネットワーク感染型のウイルスは、通信領域を圧迫してネットワークに負荷をかけてしまいます。
携帯電話向けウイルスの登場
コンピュータウイルスはパソコンだけでなく、携帯電話に感染するものも登場してきました。