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ファイル・データを削除される
ウイルスの被害で一番起こりやすいのが、ファイルやデータを削除されるというものです。必要ないごみファイルを削除されるならかまいませんが、大切にとっておいたデジカメの画像やメールの内容、エクセルやワードなどの文書を削除されるのは許せません。
また、Windowsの起動や実行に必要なシステムファイルを削除されてしまうこともあります。こうなるとまともにパソコンが動かせなくなり、フリーズが頻発し、最悪の場合はパソコンが一切起動しなくなることもあります。
ファイルを削除された場合は、市販されているファイル復旧・修復ソフトを使えば復旧できるケースもあります。しかし、ウイルスの中には、ファイルを削除するだけでなく「上書き」してしまうものもあるのです。
ファイルの上書きに関しては、事実上復旧させることが不可能といわれており、もし大切なファイルが上書きされてしまうともう元に戻すことはできません。これを防ぐためには、外付けHDDやCD/DVDなどで外部にバックアップを取っておくしか方法はありません。同じパソコンのローカルディスク内にバックアップで保存しておいてもあまり意味がないので、必ず外部にバックアップをするようにしましょう。
「KLEZ.E」ウイルスは特定のファイルを上書きする
データを無作為に選んで削除してしまうウイルスとして「KLEZ.E」ウイルスというものもあります。これは、ある一定の日時が経過するなどの条件が達成されると、特定の拡張子をもつファイルを探し出して、でたらめなデータで上書きしてしまいます。
対象となっているファイルは、「.txt(テキストファイル)」、「.doc(ドキュメントファイル)」、「.xls(エクセルファイル)」、「.jpg(画像ファイル)」などのファイルです。
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ファイル・データを削除するウイルス関連エントリー
- パソコンの動作が不安定になるウイルス
- コンピュータウイルスに感染するとパソコンの動作が不安定になることがあります。
- ファイルをばら撒くウイルス
- コンピュータウイルスによっては、HDD内のファイルを勝手に送信したり、ダウンロードができる状態にしてしまうものがあります。
- 個人情報を漏洩するウイルス
- ウイルスの挙動として、個人情報を盗み出そうとするものがあります。キーロガーなどが有名です。
- バックドアを開けるウイルス
- ウイルスの挙動として、パソコンのバックドアを開けてしまうものがあります。
- ホームページを攻撃するウイルス
- ウイルスの中には、ある特定のホームページを攻撃する目的で作られたものがあります。
- ネットワークに負荷をかけるウイルス
- ネットワーク感染型のウイルスは、通信領域を圧迫してネットワークに負荷をかけてしまいます。
- 携帯電話向けウイルスの登場
- コンピュータウイルスはパソコンだけでなく、携帯電話に感染するものも登場してきました。