目標の役割と具体化

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目標の役割

ここでは目標の役割について考えてみましょう。
まず、目標には「方向性を指し示す」という機能があります。

 

試験の合格という目標があるなら、それに見合った方法を実践していかなければなりません。しかし、多くの人はその方法が間違っているということになかなか気づいていません。

 

たとえば、論述式試験では論理的な答案が求められます。試験官も論理的な記述で書かれた内容を期待しているでしょう。しかし、そこに文学的な表現を用いてしまう人がいます。論述試験で文学的・情緒的表現を使ってはいけません。どんなに優れた表現であっても、そこでは場違いなだけなのです。

 

「目標の設定」は、短期間で試験を乗り切っていくための戦略であり、
正しい方針の決定となります。

 

また、目標には「手段を選択する基準」という機能があります。

 

司法試験に合格して、将来判事や弁護士になりたいと思うなら、膨大な判例・通説について知っておかなければなりません。

 

しかし、なかには他の分野のことを勉強してしまう人がいます。同じ勉強なのですが、試験に受かるためにはほとんど意味はなく、勉強をしていない状態といってもいいかもしれません。別の分野の学識を広めるには、試験に合格してからでも十分間に合うのです。

 

正しい手段が分かったら、あとは不要な手段をどんどん排除していくだけです。

目標の具体化

具体化・数値化・物質化する

 

次はできるだけ具体化していくことが重要です。

 

試験ではあらかじめ「合格する人数」「合格点」が決まっています。問題もあれば正しい回答もあります。

 

まずは自分の目標点と合格点を数値化するところからはじめましょう。そして、具体的な数値がでたら、過去問の問題集や試験対策の参考書を準備するという手順になります。これが物質化です。

 

目標がなく、ただなんとなく試験に合格したいと思っていた頃に比べて、ずいぶんと目標がはっきり見えてきたのではないでしょうか。

 

合格点と自分の今の点数を知ることによって、あなたがやらなければならないことが見えてくるはずです。

 

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