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次世代のUSB規格「USB3.0」とは?
従来までは、機器によって接続口やコネクタの規格が異なっていたために、パソコンと周辺機器をつなぐのが煩雑になっていました。そこで、接続をもっと簡単にするために導入されたのがUSB規格です。
USB規格には、以下のような特長があります。
- パソコンにケーブルを接続するだけで、機器を認識できる(プラグアンドプレイ)
- パソコンの電源を入れたままケーブルを抜き差しできる(ホットプラグ)
- ポートから電源を供給できる
- USBハブをつないで、最大127台まで接続ができる
現在使われているのはUSB2.0
現在のパソコンで使われているUSB規格は、USB2.0になります。USB2.0は2000年4月に登場した規格で、従来あったUSB1.1のバージョンアップ版となります。「HI-SPEED USB」という愛称があります。
最大データ転送速度が480Mbpsと高いパフォーマンスを誇り、ハードディスクやDVDドライブなどの対応する機器の種類も増えて、急速に普及しました。
USB2.0はUSB1.1との上位互換が確保されています。つまり、今までUSB1.1につないでいた周辺機器も、USB2.0の環境のままで使うことができます。
USB2.0の数倍の転送速度をもつUSB3.0
2008年11月にUSB2.0の後継となるUSB規格が策定されました。それが次世代の高速USB規格「USB3.0」です。
USB3.0が登場した背景には、ハイビジョンビデオカメラの映像や高画質のデジカメ画像などの大容量のデータを転送する機会が増えたこと、ハードディスクに代わる記憶装置SSDが普及したことによる接続規格の高速化が求められたことなどがあります。
USB3.0の特長は、なんといってもその”高速な転送速度”です。USB2.0の転送速度は最大で480Mbpsでしたが、USB3.0では5Gbpsとされています。これはUSB2.0の約10倍になります。これからはUSB3.0に対応した機器が続々と発売される予定です。
なお、USB3.0のコネクタについては、パソコン側のコネクタは端子の形状は変わりません。USB3.0に非対応の機器が接続された場合は、USB2.0として動作します。一方の周辺機器側に差し込む端子の形状は変更されており、USB3.0に対応する機器にのみ接続できるようになっています。
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