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Core i7で使われているDDR3 SDRAM

メモリの種類

 

メモリには、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)の2種類があり、それぞれ特徴や用途が異なっています。ここではRAMを中心に話を進めていきます。

 

ROM(ロム) データを自由に読み込むことができますが、字のごとく、読み取り専用で書き込むことができません。

ただし、最近ではPROM(ピーロム:Programmable Read Only Memory)のようにデータを書き込むことができるものもあります。
RAM(ラム) データを自由に読み書きでき、電源が消えると内容は消えるという特性をもっています。ふだん私たちが「メモリ」と呼んでいるのはこのタイプです。RAMもまた2種類に分かれています。

DRAM(ディーラム):アクセスは低速だが、消費電力が小さい。
SRAM(エスラム):アクセスは高速だが、消費電力が大きい。

 

SDRAM

 

RAMの代表的なものがSDRAM(エスディーラム:Synchronous DRAM)です。1クロックで1つのデータだけを転送できるメモリです。
値段が安く、かつては最も一般的なメモリでしたが、現在では後述するDDR SDRAMに移行されています。

 

DDR SDRAM

 

DDR SDRAMは、Double Data Rate SDRAMの略で、1クロックで2つのデータを転送できるメモリになります。つまり以前のメモリよりも2倍の転送速度が可能というわけです。2005年頃まで使われていました。
後述のDDR2が登場したため、「DDR1」と呼んで区別している場合もあります。

 

DDR2 SDRAM

 

DDR2 SDRAMは、DDR SDRAMを高速化したメモリで、DDRの2倍の速度で読み書きができ、消費電力も少なくなっています。
現在のパソコンの主流になっているメモリですが、DDRとの互換性がないため、対応していないマザーボードに取りつけることはできません。

 

DDR3 SDRAM

 

最新型であるDDR3 SDRAMは、DDR2 SDRAMの2倍のデータ通信速度を実現しています。これはDDR SDRAMの4倍の速度で読み書きできることになります。
現在の最新CPUのCore i7で使われているメモリで、従来のメモリよりも高速化されながらも消費電力や発熱が低くなっています。
また、Core i7対応のマザーボードから3枚単位で取り付けられる仕様のものが登場しました。これは「トリプルチャンネル・メモリ」と呼ばれています。3枚1組で使うため、1枚でも欠けると使うことはできなくなります。

 

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