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復元ポイントの作成領域を広げる
VistaやXPパソコンでシステムの調子が悪くなったときに、正常に動いた状態に戻すものが「システムの復元」という機能です。これは、定期的に「復元ポイント」が作成されて、その前に作成した復元ポイントからどれだけ戻れるのかを選ぶことができます。復元ポイントは、最低でも1日に1回は作成されるようになっており、こまめに過去の状態に戻すことができるようになっています。
ただし、復元ポイントが作成できる領域には制限があり、1つのドライブに対して15%以上を超えてしまうと、古い復元ポイントが削除されてしまいます。復元ポイントをより多く確保しておきたいという方は、別のドライブにも作成しておくことで対応することができます。
【手順】
1.「コントロールパネル」→「システム」を開いて、「システムの保護」タブをクリックします。「自動復元ポイント」欄の利用できるディスクにチェックが入っているドライブに復元ポイントが作成されるようになっています。ディスク領域をさらに増やしたい場合は、他のドライブにもチェックを入れて「適用」をクリックしましょう。
2.復元ポイントはコンピュータが自動で作成しますが、少し知識があれば自分でも作成することが可能になっています。作成するドライブを選択して「作成」すれば、自分で作成することができます。
3.復元ポイントには、後から識別しやすいように名前を付けることができます。正常に作成されたというメッセージが表示されたら、最後に「OK」をクリックして終了します。
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復元ポイントの削除方法
HDDの空き領域を確保したいときなどに、復元ポイントを削除する方法も知っておくと便利です。ちなみに、XPでは使用するディスク領域を調整することができましたが、Vistaではできないようになりました。このため、VistaでHDDの空き領域を確保するのにはやや不便になっています。
【削除手順】
「スタート」メニュー→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「ディスク クリーンアップ」を選択します。
そして、「このコンピュータ〜」をクリックしてOKを押します。続いて、「詳細オプション」タブの「システムの復元とシャドゥコピー」欄にある「クリーンアップ」をクリックします。
確認画面で「削除」をクリックすれば、過去の復元ポイントがすべて削除されます。
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