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BitLocker機能とは?TPMがない場合の設定方法は?
パソコンのセキュリティを高める機能の1つに「BitLocker」があります。BitLockerとは、Windowsのシステム部分を暗号化して、第三者がパソコンを起動できないようにするための機能です。これは主に企業向けのものになりますが、個人でも安心してパソコンを使うためにBitLockerを導入しようと考える人はいることと思います。
ただし、BitLockerを使うにはパソコンの条件を満たしていることが必要です。1つ目は、HDDが2つ以上のパーティションに分かれており、片方の容量が1.5GBを超えていること。2つ目は、「TPM1.2」を搭載していることです。TPMとはセキュリティチップのことであり、これがないとふつうはBitLockerを使えませんが、実はUSBメモリでも代用することができます。その設定方法を解説していきましょう。
なお、「コントロールパネル」→「BitLockerドライブ暗号化」を開くと、BitLockerが使える条件を満たしているかを確認することができます。
■USBメモリでの設定手順
1.「スタート」メニューの検索欄に「gpedit.msc」と入力して決定し、「グループポリシーエディタ」を起動させます。
2.画面左側を「ローカルコンピュータポリシー」→「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「BitLockerドライブ暗号化」の順に開きます。そして、右側の「詳細なスタートアップオプションを有効にする」をダブルクリックします。
3.「設定」タブを開いたら、まずは「有効」にチェックを入れましょう。次に、「互換性のあるTPMが装備されていないBitLockerを許可する」にチェックがあることを確認したら、「OK」を押して閉じてパソコンを再起動しましょう。
4.パソコンを起動したらUSBメモリを挿します。そして「コントロールパネル」→「BitLockerドライブ暗号化」を開くと、BitLockerが設定できるようになっています。HDDのパーティション分割条件にも気をつけておきましょう。
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