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USBメモリによるウイルス感染に注意
最近では、手軽にデータをやり取りできるメディアとしてUSBメモリがよく使われています。大学でのレポートや卒業論文の執筆、会社で作成途中のワードやエクセルのデータを自宅に持ち帰るなど、その用途はさまざまあります。
容量も2GBといったものまで登場し、消費電力が小さく、USB2.0に対応している製品ならば転送速度も快適です。
ただ、便利な反面、USBメモリ経由によるコンピュータウイルス感染が拡大し大きな問題となっています。このタイプのウイルスは「オートラン」といわれるもので、リムーバブルメディア内のファイルを自動実行する「Autorun.inf」という設定ファイルを悪用してしまいます。
「オートラン」を含んでいるUSBメモリをパソコンに接続するだけで、ワームなどのウイルスがパソコン内にコピーされて感染が拡大していきます。
感染したコンピュータは、勝手に悪意のあるwebサイトに接続して別のウイルスをダウンロードしてしまうことがあります。また、ユーザーのIDやパスワードなどの情報を盗み出して外部に送信するため、情報漏洩につながる可能性もあります。
USBメモリを介したウイルス感染を防止するためには、以下のような点に注意しなければなりません。
ウイルスの被害にあわないためには
USBメモリ経由のウイルス感染予防対策として、まずは
仕事用と家庭用のUSBメモリを分けたり、不特定多数の人と共有しない
ことがあげられます。
また、Windows Vistaを利用している場合は、USBメモリを挿して自動的にファイルが開かないように設定を変更しておくことも有効な対策となります。
Windows Vistaにおける対策
1.「スタート」→「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」の「CDまたは他のメディアの自動再生」をクリック
2.その後、「ソフトウェアとゲーム」で「何もしない」を選択します。
Windows XPにおける対策
Windows XPの場合は、USBメモリをパソコンに挿しただけでは自動実行はされません。しかし、USBメモリのドライブをダブルクリックしてしまうと、実行ファイルが起動してしまいます。
したがって、メモリのドライブを右クリックしてショートカットメニューを開き、「開く」を選択するようにしましょう。ここで身に覚えのないファイルがないかをチェックすることができます。
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