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日々高まるスマートフォンのへの脅威とその対策
近年になってスマートフォンを利用している人が急増するようになりましたが、それにともなってスマートフォンを標的にしたウイルス被害が深刻化しています。
検出数が多いウイルスには、W32/Netsky、W32/MyDoom、W32/Autorunなどが挙げられます。関連して、ワンクリック不正請求や偽ウイルス対策ソフトの相談件数も増えてきています。
スマートフォンのウイルスでは、主にAndroid OSに感染するものが問題となっています。ウイルスに感染した場合、保存されているIDやパスワード、写真などの個人情報が抜き取られたり、第三者に端末を不正に操作されて、知らぬ間にサイバー攻撃に加担させられている場合もあります。
このような状態になっているなか、情報処理推進機構(IPA)は8月にスマートフォンを安全に利用するためのポイントを6つ紹介しています。
スマートフォンを安全に使う6カ条
- スマートフォンをアップデートする
- スマートフォンにおける改造行為を行わない
- 信頼できる場所からアプリをインストールする
- Android端末ではアプリをインストールする前にアクセス許可を確認する
- セキュリティソフトを導入する
- スマートフォンを小さなPCと考え、同様に管理する
1はパソコンと同じように、脆弱性を突いた攻撃を防ぐためにアップデートを欠かさず行いましょう。2は「Jailbreak(脱獄)」や「root化」などの行為を指しています。とくに脱獄などは一部で流行っているようですが、セキュリティへの信頼度が落ちるためやめましょう。
3はアプリ審査を行っている場所からアプリを入手するのがベストです。「App Store」や「Android Market」などがあるので、それらを利用するようにしましょう。4は不自然なアクセス許可を求められる場合は、いったんインストールを中止したほうがいいでしょう。
5についてはもはや当然のことですが、ウイルス感染の脅威を少しでも防ぐために、信頼できるウイルス対策ソフトを導入しましょう。なお、なかには偽のウイルス対策ソフトも出回っているので、駆除できるからといって安易にインストールをしないようにしてください。
6はそのままの通りにスマートフォンをパソコンと同様に管理を徹底するということです。携帯電話もそうですが、とくにスマートフォンの場合は紛失や盗難時の被害がより深刻化しやすくなります。パソコンを常に持っていると考え、意識を高めることが大切です。
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