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LoveLetterウイルスが大流行した背景

ウイルスが混入した添付ファイルを開かせるために、さまざまな方法を使ってきますが、人の欲望を利用したウイルスも厄介な存在です。

 

2000年5月には「LoveLetter」というウイルスが大きく取り上げられましたが、これは文字通りにラブレターを偽装したウイルスでした。メールの件名は「ILOVEYOU」と書かれており、添付ファイルがいっしょに送りつけられます。受け取った人は、勘違いや興味本位でつい添付ファイルを開いてしまうかもしれません。

 

しかし、この添付ファイルが実はウイルスであったのです。これを開封してしまったために、ウイルスの感染が拡大する元になってしまったのです。

 

同じような種類のウイルスとしては、2001年に流行した「アンナ・クルニコア」というウイルスがあります。アンナ・クルニコアとは有名な女子テニスプレーヤーであり、彼女の画像を添付してウイルスを感染させようとした仕掛けでした。

 

人がついつい開いてしまうような件名や内容のファイルを送ってくるために、短期間で感染が爆発的に広がってしまいました。とくに、アダルト系の知らせには男性が引っかかりやすい傾向があるため、サンプル画像などが添付されたメールは絶対に開かないようにしましょう。ウイルスがよく使う手段であり、人の欲望は際限がない為にひっかかる事例も後を絶ちません。

 

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