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マクロ型ウイルスの仕組み

マクロ機能とはアプリケーションの機能を拡張するための仕組みであり、ワードやエクセルなどのアプリケーションには、このマクロ機能がついています。マクロ機能は文書ファイルを扱うときに特に便利なツールで、複雑な計算やグラフ表示などを自動的に作業させるように組み込むこともできます。

 

マクロ型のウイルスは、このマクロ機能を悪用して悪事を働きます。文書ファイルが実行された際に、勝手にファイルを消去したり、感染が拡大していくように仕組むことで被害が発生します。なお、プログラムにはマクロ機能を利用したものがたくさん出回っていますが、マクロ型のウイルスといえば、マイクロソフト社のOfficeシリーズを利用したものをいいます。Officeソフトは普及率がダントツに高く、感染拡大にも都合がよいのでよく狙われているのです。

 

マクロ型ウイルスの大きな特徴として、誰でもプログラムを参照できるので改造が比較的しやすいというものがあります。通常のプログラムは、「コンパイル」処理を経てプログラミング言語からバイナリコード(コンピュータが理解できる形式)に変換されています。バイナリコードになると人間が理解することは非常に困難になりますが、マクロ型ウイルスはコンパイルされずに保存されるため、ウイルスが手に入れば、その中身のプログラムを簡単に見ることが可能になります。

 

プログラミングができる技術者なら、ウイルスを改造して別のウイルスを誕生されることもできるわけです。実際に、マクロウイルスでは、機能が少し異なった「亜種」がたくさん出回っています。

 

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