通信とはどのようなものか
一言に通信といっても、様々な手段が存在します。大昔の人間は、のろしによって情報を伝達していましたし、紙や文書による伝達も行われてきました。技術が発達した現在では、情報を電気信号に変換することで、ラジオ、テレビ、電話、FAXなどが利用されるようになりました。
ラジオ、テレビでは、電気信号を電波にして送り出しており、電話などは、情報をアナログの電気信号に変換してケーブルを媒体にして送受信しています。今では当たり前となっている携帯電話では、無線電波を使用しています。
ただし、最近では、通信といえばインターネットをはじめとするコンピュータ、パソコン通信を指すことが多くなっています。コンピュータ通信とは、2台のコンピュータの間で、デジタル情報を電気信号や光信号などにしてやりとりするものです。
コンピュータ通信の形態には大きく2つに分かれています。1つは、ネットワーク内での通信であり、LAN(Local Area Network)と呼ばれます。LANでは1つのネットワーク上にあるコンピュータ同士が通信をおこないます。
2つ目は、WAN(Wide Area Network)と呼ばれ、インターネットに代表されるように、あるネットワーク上のコンピュータと別のネットワーク上のコンピュータの間で通信がおこなわれています。
WANのようなネットワーク間の通信では、情報の伝送途上にさまざなま機器が存在しており、それらの機器同士でも通信がおこなわれています。
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