スポンサード リンク
OSとは何か
コンピュータやパソコン関係の話をしていると、必ずと言っていいほど「OS」という言葉が出てきます。このOSとは何なのでしょうか?
OS(オーエス)というのは、Operating System(オペレーティングシステム)の略であり、基本ソフトとも呼ばれています。ハードウェア(パソコン本体や周辺機器)とソフトウェア(プログラム)の動作を仲介して、コンピュータを利用できるようにするための必要不可欠なソフトです。
OSがコンピュータにインストールされていないと、そのコンピュータを動かすことはできないのです。OSの主な役割は次のとおりです。
ソフトのインストールや起動を行う
OSはアプリケーションソフトをハードディスクにインストールして、ユーザーが使えるようにします。ソフトの起動は、ハードディスクからメモリに呼び出されて行われます。
ファイルの管理
デスクトップにあるアイコンをダブルクリックすると、ソフトが起動できるように管理しています。また、アプリケーションで作成したファイルの保存場所を指定します。
ソフトに共通の機能を提供
OSはアプリケーションに共通の機能を提供しています。例えば、起動や終了、データの入力・印刷、記憶媒体に保存するなど、ソフトは違っても機能は同じになります。
共通する機能をソフトごとに搭載していくと、プログラムが長く複雑になるため、開発効率が悪くなります。OSは、アプリケーションに共通するプログラムを搭載し、要求に応じて提供しています。
ハードウェアの管理
CPUの処理時間や実行するプログラムの順序を管理しています。メモリの使用状況も管理しています。
周辺機器の制御
パソコンの周辺機器には、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタなどがありますが、OSはそれらを正しく使えるようにデバイスドライバをインストールしています。
APIとは何か
API(Application Programming Interface)は、アプリケーションがOSの機能を呼び出す際に使用されるものです。
ウィンドウやアイコンを描画するような共通して使える機能(関数)を提供し、現在のWindowsでは、32ビット対応のWin32、64ビット対応のWin64などのAPIが使われています。
機種の異なるパソコンでもソフトを同じように使えるのは、このAPIの機能によるものです。
スポンサードリンク
OSにはどんな役割があるのか関連エントリー
- パソコンが起動するしくみ(ROMとBIOS)
- パソコンの電源を入れてから起動するまでのしくみについて紹介しています。ROMやBIOSなどが出てきます。
- データ量の単位、ビットとバイトについて
- CPUがデータを扱うときには、ビットやバイトなどの単位が登場してきます。データ量の単位についても簡単に触れておきます。