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ネットワークのしくみ
ネットワークの3つの要素
ネットワークとは、もともとは網状につながった組織のことを指しています。電話網、放送網、鉄道網などもネットワークに分類できます。インターネットは、世界中につながっているコンピュータ・ネットワークです。
コンピュータ・ネットワークは、複数のコンピュータを有線・無線で接続する技術であり、現代の情報化社会の基盤をなすことから、「通信インフラ」とも呼ばれています。
ネットワークに共通している要素は、以下の3つです。
■2つ以上のものがつながっていること
■何かを運ぶためのものであること
■管理・運営のための規則があること
ネットワークの種類
個人の家にある2台のパソコンをケーブルでつなげば、データをやり取りすることが可能になります。他にも、オフィスやビルなどの狭い範囲をカバーしているネットワークのことをLAN(ラン:Local Area Network)といいます。
一方、LANに対して、広い範囲(遠隔地にあるコンピュータ、県外や国際の範囲)にまで及ぶネットワークのことをWAN(ワン:Wide Area Network)といいます。
WANは、点在するLAN同士を結ぶネットワークとして使われたり、世界中のネットワークを接続した地球規模のインターネットという意味でも使われています。
また、大学のキャンパスなどの地理的にまとまった領域をカバーするためにCAN(Campus Area Network)という、複数のLANを相互接続したネットワークもあります。LANやCAN同士を相互接続したネットワークは、MAN(Metropolitan Area Network)と呼ばれます。
ネットワークの形
ネットワークを組むためにパソコン同士を接続する方法には、大きく2つの形があります。
P2P(ピアツーピア)
P2Pとは、ネットワーク上で対等な関係にあるパソコン同士を直接接続し、データを送受信する方法です。各パソコンが必要に応じてサーバーの役割を果たしており、主に小規模のLANで使われます。
P2Pを使ったシステムには、特定の利用者間をつないで音声通話を行うインターネット電話、別の利用者にデータのコピーを送信するインターネット放送システム、不特定多数を匿名でつないでお互いのファイルを交換し合うファイル共有ソフトなどが挙げられます。
現状では、P2Pと言った場合はファイル共有ソフトのことを指すことが多くなっています。
クライアント/サーバー
もう一つはクライアント/サーバー形式です。情報管理を集中している「サーバー」というコンピュータに、サーバーの管理する情報を利用する「クライアント」と呼ばれる複数のコンピュータが接続するネットワークです。
インターネットで、プロバイダが提供するサーバーにすべての加入者がクライアントとして接続している方式は、このクライアント/サーバーです。
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